新横浜こころのホスピタル教育委員会では、看護師一人ひとりの成長を支える体系的な教育体制を整え、実践力と人間力を兼ね備えた看護師の育成を目指しています。

当院では、オレム・アンダーウッドモデルによるセルフケア理論を看護の基盤とし、患者様の自立支援に焦点をあてた看護を学びます。加えて、精神力動論などの精神科に関わる心理的理論や、CVPPP（包括的暴力防止プログラム）など、精神科特有の安全・対人支援スキルについても、段階的に理解と実践を深めていきます。また、当院は精神科医療だけでなく、医療療養病棟を併設しており、慢性疾患を抱える高齢患者様へのケアに必要な医学的知識や看護技術、観察力も並行して学べる環境が整っています。教育制度としては、これまで導入していた2段階の教育システムから、2024年4月より新たに5段階のクリニカルラダーを導入しました。新人から熟練看護師まで、それぞれの成長段階に応じて「自ら学び、実践し、振り返り、伝える力」を育てることを目的としています。患者様に安全で信頼される看護を提供できるよう、精神科・慢性期医療の両面に対応できる、確かな人材育成にこれからも取り組んでまいります。

■看護部の目指す看護
当院の看護部は、セルフケア看護理論を基盤に、患者様が安心できる治療的な環境を提供し、セルフケア不足を補い、患者様自身が自己決定しセルフケアができるように支援致します。また、様々な治療的介入で、自己の力を取り戻し、患者様の持つ力を最大限に引き出す看護を提供していきます。

■教育目標
1、専門職としての自覚をもち、知識、技術、看護実践能力を身につける
2、組織やチームの一員としての役割を発揮することができる
3、自己成長意欲を尊重し、専門職としての能力を開発し発揮できる